海外ビジネスコンサルティング

投資先国としてのベトナムの魅力と現状

勃興する新興国の中で、中国やインドと言った大国に次いで、その若い人口とスキルある労働力などで注目を集めるベトナム。最近はBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)に続くVIP(ベトナム、インドネシア、フィリピン)として、更なる新興国市場として注目を集めています。弊社は日本企業のアジア進出の一環として、ベトナムに関する各種調査・進出サポートでもお客様のお役に立ちたいと考えております。具体的な相談から、将来へのアイディア段階というところからでも、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。ここでは、これからのパートナーとしてのベトナムの魅力と現状に関してご紹介致します。

 ベトナムの投資先国としての魅力

勤勉で器用なベトナム人の国民性、そして伸び続ける中国などの労賃に比べるとまだまだ安価な労働力(2011年に改定された政府規定の外資企業労働者向け最低賃金が最も高いハノイ・ホーチミン市内でも80USD以下)は投資先としての魅力の一つです。既に各種製造業、IT業界が多く進出し、生産拠点として経済活動を始めています。また、ベトナムはその大きくはない国土に実は8784万人(2011年12月29日ベトナム統計総局プレスリリース:越語)と、9000万人にも達しようとする人口の、インドシナ半島最大の人口大国でもあります。しかも、ベトナムの平均年齢が27歳強で、35歳以下が全体の70%という人口構成の若さから、消費意欲も非常に盛んです。今後は堅実に伸びる中間層をターゲットにしたその消費市場としての魅力も増してくることが予想されています。
「チャイナ+1」というとまるで中国からのリスク回避のような響きもありますが、中国南部において既に集積されている産業チェーンとの地理的近さから、ベトナム進出はベトナム自身への各種製品供給も然ることながら、中国の生産拠点との陸続きでつながることができます。巨大工場・市場の中国に既に事業のある企業様においても、ベトナム進出は積極的な投資戦略の一環として検討できるでしょう。同時に日本企業の進出の歴史が長く、産業集積が進んでいるタイ、今後の成長が期待されるカンボジア、ラオス、更には民主化の進展によっては大きな可能性を秘めているミャンマーといった国々とも至近距離で、日本企業の海外戦略の中でも非常に重要な地理的位置にあります。これらインドシナ・メコン地域での地理的重要性は、東西経済回廊やタイ・ラオス友好橋(現在第三友好橋まで完成しています)のような幹線道路・交通インフラの整備によりより具体的なものになってきています。

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 よりカスタムメイドな情報の必要性

こういったポテンシャルはありつつも、実際に進出を考える際にはまだ多くの具体的な情報が必要なことは、海外進出、特に新興国進出に関しては必須です。各種インフラの整備状況や法制度に関しての現状、リスクなども、進出する形態、業界、地域に応じて、個別具体的に吟味していかなければなりません。生産拠点として最も入り易い各種工業団地、レンタル工場なども、ハノイ・ホーチミンといったベトナムの大都市に近い場所では既に満杯状態。今後は新しく開発される各種の工業団地などに注目し最新情報を集めるとともに、更に視野を広げ、他の地方での生産も見据えたベトナム進出戦略が必要となってきています。そして、地場商品に加えて世界各国の商品が飛び交うベトナムの消費市場を狙う際には、現地の生の声を拾うことは投資判断において不可欠です。

「我が社のこの部品はベトナムで生産できるのだろうか?競合はあるんだろうか?」
「うちのこの商品は買うベトナム人消費者がいるんだろうか?どのくらいニーズがあるのか?」
「そもそもベトナムの○○業界の実際はどうなっているのか?」
「最近のベトナム政府の××関連政策はどうなっているのか?」

 インターネットを通じて多くのベトナム情報は日本語、英語で得ることができます。それらを踏まえて、お客様の進出ニーズに合わせた確かな情報を調査、分析すること、このことが成功する海外進出への第一歩です。それに加えて、ベトナム人が直に触れている生の情報はまだまだ外国語(特に日本語)にはなっていないもの。これら現地の人が知っている商品情報、業界情報をきちんと頭に入れて交渉事に臨むか臨まないかでは、自ずとその効果は違ってきます。

 ベトナム駐在歴もあり、現地語を巧みに使いこなして情報収集・分析を行う弊社スペシャリストに加え、弊社現地駐在員事務所による現地サポート、また現地提携コンサルタント会社とのネットワークを活用。更には弊社内部のネットワークから中国、タイといった同業種・同分野における周辺諸国の生情報と横並びでしっかり比較した上で、お客様に納得のベトナム事業を展開して頂けるよう、カスタムメイドでサポート致します。更に「チャイナ+1」を考慮してのベトナム進出をお考えのお客様におかれましては、弊社の豊富な中国事業の経験から、中国とベトナムを始めとした周辺諸国進出(拡張)との最適ポートフォリオを提案致します。

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